先日、
会社のVPN回線が切断される事故がありました。
( 写真と内容は関係ありません。)
以下、コトバンクより
〈 ブイピーエヌ【VPN】〉
公衆の通信網を、あたかも専用の通信回線のように利用する技術、またはサービスの総称。
インターネットを介して暗号化したデータのやり取りをするインターネットVPNと、通信事業者が提供するIPネットワークを利用するIP-VPNの2種類が広く普及している。
◇「virtual private network」の頭文字から。「バーチャルプライベートネットワーク」「仮想プライベートネットワーク」ともいう。
うちのVPNは、
セキュリティの関係で
ip-VPNのタイプを使用していました。
要は
離れたところにある支社や営業所に
いわゆる
「 内線 」
で繋げるシステムなんですが、
なんらかの理由でウチの会社の周りを繋いでいるケーブルが切断されて、使えない事態になりました。
内線が使えなきゃ外線使えばいいじゃん!
はい。
話すだけならそれでいいのですが、
本社で切断されたために、
システム内の情報を支社や営業所で確認出来なくなりました。
簡単に言うと
支社や営業所で今日の仕事が出来ないのです。
私の場合、
臨床検査の病理をやってるのですが、
診断をお願いしている施設とVPNで接続していて、
その依頼情報を確認出来ないことはおろか
病理医の先生が診断の結果を入力することも出来ない状態になりました。
システムを導入して3年程経つのですが、
初めてのことです。
結局、
その日の午後には復旧したのですが、
支社、営業所の仕事が半日遅れとなりました。
VPNを導入する前には
手書きやFAXで対応していたので、
伝達ミスや報告遅れはありましたが、
「 全く仕事ができない?」
ことはありませんでした。
大量の情報を瞬時に伝達するため、
IT化は必要不可欠ですが、今回のような
「 完全遮断 」
になると
手も足も出ないことが判明し、
すべてをIT化してしまうことの
「 怖さ 」
を感じました。
今後、
IT化はどんどん進んでいくとは思いますが、
いざという時、
全く何もできない状態になる可能性も
考えた上で
その対処法を検討する必要を感じました。
以下、コトバンクより
〈 IT 〉
「情報技術」のことで、コンピューターやデータ通信に関する技術の総称。その言葉の意味は広く、情報通信分野の基礎技術から応用技術の範囲にまで及ぶ。具体的には、コンピューターやインターネットを中心とするネットワークを活用し、会社の業務や生活に役立てるための技術を指すことが多い。現在は、「ICT」という用語が使われることも多い。