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臨床検査と心理学とバイクとクルマのブログです

流される人= 社会的証明の原理(ウェルテル効果)

日頃の買い物で、

例えばジュースとか買おうと思ったとき、

並んでるジュースの中で、

 

いっぱいあるヤツより、

残り何本かのヤツが

「 売れてる?」

「 美味しい?」

て思ったりしません?

 

募金活動なんかあったとき、

透明な箱に

結構いっぱい入ってたりすると、

「 あ、自分も入れなきゃ?」

「 100円玉が多いな?じゃ100円!」

て思ったりしません?

 

我が道を行く!

 

って人も、

昼飯どきに、

なんか並んでるな?

と思って一緒に並んだりしません?

実際には食べ物屋じゃなくて

スーパーの安売りだったとか?

 

みんながそうだから、

間違いない!

 

ホントにそうでしょうか?

 

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( 東京ディズニーシーより)

 

 

(3) 社会的証明の原理


社会的証明の原理とは、他者が正しいと考えているであろうことに基づいて、人が物事の正しさを判断するということである。

米国のコメディ·ドラマなどで用いられる録音された笑い声や、

レジ横に設置してある寄付金箱にあらかじめ紙幣を入れておくことなどもこの原理を利用した試みといえよう。

他の人が笑うからきっと笑うのが妥当なジョークなのだろうとか、このプロジェクトに寄付をするときには受け取った釣りの小銭(10円とか50円)を入れるのではなく、1000円札を入れることが正しいのだろうという心理的働きが生じる。

 

ドラッグストアの棚でどのシャンプーを買おうか迷ったときや、新刊の文庫本が平積みされている書店のコーナーでどの本を選ぼうか迷ったとき、

すでに何本か抜き取られている商品や平積みの山が低くなっている本を選択するようなことはないだろうか。

またデパートの地下で、列の先の商品はよくわからないけれども、たくさん人が並んでいるから列についてみるという経験はないだろうか。

このような場合にも、私たちは他の人が選ぶものだからきっと良いものに違いないだろうと考えてしまうのである。

 

緊急事態が生じた際に、傍観者が多い場合に少ない場合よりも援助行動が抑制される現象も,傍観者が多いことで責任が分散するということによって説明されるとともに、社会的証明の原理でも解釈が可能である。

すなわち、他の人が大騒ぎをしていないのだから緊急性はないのだろうと判断されてしまうのである(集合的無知、詳しくは「冷たい人たち」を参照のこと)。

それゆえ駅のベンチで寝ている人を目にしても、周りの人が素通りするのを見ると、

心臓発作を起こして倒れていると思うのではなく、酔っぱらって寝込んでいるだけだろうと考えるのである。

さらに、ウェルテル効果と呼ばれる現象も社会的証明によって解釈可能と考えられている(Phillips,1974)。

自殺が報道された地域においてその直後の自殺率が高まるのは、問題を抱えた人が他の人の自殺を知ってそれを模倣するためだというのである。

さらに、自殺の方法や自殺する人の年齢までも、先行した自殺報道と類似性があるという。

こうした社会的証明の原理は状況が不確かなときや、人が自分の取るべき行動に確信が持てないときに働きやすい。

また上記で見たように似した他者の行動に対して生じやすいと考えられる。

 

(社会心理学 森津太子 著 参照)

実際には

何か買おうと思う場合など、

お店側や企業戦略にも

この原理が利用されていて、

 

「 美味しいから多く売れてる 」

のか、

「 多く売れてるから美味しい 」

のかはわからない

 

それが現実です。

 

ネットなんかは特にそうで、

「 たくさんのフォロワーがいるから 」

「 たくさんの読者がいるから 」

 

ただ、

ホントにそれが、

「 真実 」かはわかりませんよね?

 

 

 

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