今週のお題「読書感想文」
「こころ」を読んだ?
いやいや
「読心術」の話ではありません。
「こころ」夏目漱石
の読書感想文です。
ʕʘ‿ʘʔ
なんで?
って思われるかもしれませんが、
割と
日本文学は好きです。
たくさんの方々が
読まれたことがあると思います。
昔、
よく読んでいたのは
太宰治でした。
「走れメロス」「人間失格」、、、。
読みやすい文章ってこともあり、
高校から大学時代に
暇があれば読んでました。
夏目漱石は
「吾輩は猫である」を
中学生のころ、
自分の小遣いでわざわざ買って
読もうとしたことがあります。
題名がいいじゃないですか?
「吾輩は猫である」
!!!!
、、、、、読もうとしたことがある。
?
いやはや
内容が「日本文学」していて
なかなか理解できない言葉のやりとりが
だんだんと眠気を誘いました。
結局、
最後まで読みきれず!
で、
大人になった最近、
もう一度読んでみようかな?
なんて思い始めて、
なんだろう。
心理学を勉強していたとき?
「こころ」
ってのが、目に止まる。
あー、
夏目漱石。
難しいんだろうな?
そう思いながら
スマホにダウンロードして
読み始める。
こういう日本文学は
今は
ほぼタダでダウンロードできます。
あー、
やっぱり
言葉のやりとりが難しいなー
っておもいながら
登場人物が気になり始める。
物語は
上、中、下
の三つの流れになっている。
上、先生と私
中、両親と私
下、先生と遺書
目が釘付けになったのは
下、先生と遺書のところ。
延々と
先生が自殺するまでの
「こころ」の葛藤が書かれている。
上、中、は
その布石といえる。
内容は
「先生」はある家に下宿して、
その家の娘さん(お嬢さん)を好きになる。
「先生」は友人の「K」からも
お嬢さんが好きだと打ち明けられたが、
黙ったままお嬢さんと結婚の約束をする。
その後、友人の「K」は自殺してしまう。
「先生」は友人「K」を
自殺に追い込んだことを苦にして、
自らも自殺をしてしまう。
それを「私」に遺書として手紙に送る。
実は友人の「K」は
「先生」がわざわざ連れてきた下宿人。
そう、
最初は「先生」だけが下宿人で
他にはいなかった。
その家には
未亡人の奥さんと娘さんしかいなかった。
そのままならば、
晴れて娘さんと結ばれて
ハッピーエンドだったはず。
なぜ「先生」はわざわざ
ライバルとなりうるだろう
「K」を連れてきたのか?
詳しくは書かないし、
皆さん良くご存知かと思います。
ただ、
最近の恋愛ドラマでも
よくあることですが、
人は「好き」って言葉を
こんなにも簡単に言えないものなのか?
「好き」な人が目の前にいて
手を伸ばせば届くはずなのに、
なぜ、
手を伸ばしてしまうのをためらうのか?
ワタシも
結婚する前は
確かにこんな感情はあったような気がする。
本当に好きな相手に
「好き」と言えない。
「好き」と言うのが恥ずかしい?
敢えて、
自分は「好き」ではないと暗示する。
相手が自分を
「好き」ではなかったらどうしよう?
、、、、、、。
はっきり言って
すごくじれったい!
人の「こころ」は
その人じゃないとわからない。
でも、
その人でもわからない
「こころ」がある。
そのために、
人を傷つけることがある。
(で、この物語では自殺してしまった。)
今のワタシは
はっきりと「好き」な人に
「好き」と言えます。
たぶん、
それは逆に、
「好き」な人に「好き」と
言えたからだと思います。
変な話?
自分の「こころ」を
もう一度問い直す
小説だと思いました。
読んだことない方は
一度読んで見られては?
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