認知症の症状といえば、
「 もの忘れ 」
記憶障害です。
「 歳とったらもの忘れが増えた!」
それとは少し違います。
◯ 記憶の一部をところどころ忘れるのは、
「 加齢 」
「 ご飯を食べたのは覚えている。
食べたものの一部忘れる。」
( ヒントがあれば思い出す。)
◯ 記憶の途中がバッサリ無くなるのは、
「 認知症 」
「 ご飯を食べたことを忘れる。」
( さっき食べたでしょ?→思い出せない。)
◉ 中核症状
認知症の症状として必ず見られる認知機能障害です。
その種類として、
◯ 記憶障害
新しいことが覚えられない。
◯ 見当識障害
日時、場所、人物の認識ができない。
◯ 実行機能障害
計画して実行できない。
◯その他
失行、失認、失語など。
◉ BPSD ( 行動・心理症状 )
中核症状に
本人の性格、周囲の環境、心理状態など
が加わって引き起こされるものです。
次のようなものがあります。
◯ 徘徊
◯ 興奮
◯ 暴力
◯ 幻覚
◯ 妄想
◯ うつ状態
◯ 不潔行為
など。
中核症状≒BPSD
単純に、
もの忘れがあるからとか、
昔のことばかり言うとか、
それだけでは
「 認知症 」
とは判断できません。
本人だけでなく、
周囲の人も
「 認知症 」
についての理解が
必要です。
( 日本臨床検査技師会資料を参考にしてます。)