勉強もバイクも好きだ!

臨床検査と心理学とバイクとクルマのブログです

認知症の症状

 

認知症の症状といえば、

 

「 もの忘れ 」

 

記憶障害です。

 

「 歳とったらもの忘れが増えた!」

 

それとは少し違います。

 

f:id:honeyhornet:20190526093608j:image

 

◯ 記憶の一部をところどころ忘れるのは、

 

「 加齢 」

 

「 ご飯を食べたのは覚えている

食べたものの一部忘れる。」

( ヒントがあれば思い出す。)

 

◯ 記憶の途中がバッサリ無くなるのは、

 

「 認知症 」

 

「 ご飯を食べたことを忘れる。」

( さっき食べたでしょ?→思い出せない。)

 

◉ 中核症状

 

認知症の症状として必ず見られる認知機能障害です。

その種類として、

 

◯ 記憶障害

新しいことが覚えられない。

◯ 見当識障害

日時、場所、人物の認識ができない。

◯ 実行機能障害

計画して実行できない。

◯その他

失行、失認、失語など。

 

 

◉ BPSD ( 行動・心理症状 )

 

中核症状に

本人の性格、周囲の環境、心理状態など

が加わって引き起こされるものです。

次のようなものがあります。

 

◯ 徘徊

◯ 興奮

◯ 暴力

◯ 幻覚

◯ 妄想

◯ うつ状態

◯ 不潔行為

など。

 

中核症状≒BPSD

 

f:id:honeyhornet:20190526174817j:image

 

単純に、

もの忘れがあるからとか、

昔のことばかり言うとか、

それだけでは

「 認知症 」

とは判断できません。

 

本人だけでなく、

周囲の人も

「 認知症 」

についての理解が

必要です。

 

( 日本臨床検査技師会資料を参考にしてます。)