正常圧水頭症
認知症と診断される症例は
アルツハイマー型、
血管性、
レビー小体型、
前頭側頭型
の4つがほとんどですが、
認知症症状の病気はたくさんあります。
にんじんです。
緑黄色野菜も認知症に良いです。
いっぱいとりましょう!
マジで
、、、だんだん絵が
雑になってきました。
( ̄▽ ̄)
◯正常圧水頭症とは?
脳室の拡大はあるが、脳脊髄液圧は正常。
脳脊髄液シャント術※により改善可能な認知症。
※脳脊髄液シャント術
neuro info japanより
シャント手術は水頭症という脳の中に水がたまってくる病気を治療するために行われます。脳の中では、脳室という場所で,脳脊髄液(髄液)という無色透明な液体が一日におよそ500ml作り出されています.この脳脊髄液は,脳室の中から狭い道を通って,脳の表面に流れ出て,最終的には,血管の中に吸収されていきます。常に循環する新しい髄液で頭蓋内は満たされています。水頭症とは,脳脊髄液の血管への吸収が不充分になったり,流れ道がつまったりして,脳脊髄液が脳室の中に通常より多量にたまってしまった状態をいいます.この結果,大量にたまった脳脊髄液が,脳を圧迫することになり脳の働きに悪影響を与えます.原因としては、クモ膜下出血,脳出血などの脳血管障害、脳腫瘍、細菌性髄膜炎などの感染性の脳疾患、頭部外傷、先天性の脳奇形等があります。
シャント手術は、
たまってしまう脳脊髄液を体内の他の場所へ逃がしてやる手術
で、脳脊髄液の流れ道を新たに作る,いわゆるバイパスのようなものです。
上記のような先行疾患がある場合を
二次性正常圧水頭症、
原因が明らかでない場合を
特発性正常圧水頭症と言います。
◯正常圧水頭症の特徴
認知機能障害、
歩行障害、
尿失禁を3主徴。
歩行障害が9割。
歩幅が小さい、すり足、外股。
方向転換ですくみ足から転倒。
認知機能では思考緩慢、注意力や意欲低下。
ワーキングメモリー※の低下。
※ワーキングメモリー
作動記憶。情報を一時的保持し、暗算、会話、思考に使用する能力。
◯正常圧水頭症の診断と治療
頭部画像(CT、MRI)
脳室拡大、シルピウス裂開大のわりに
高位円蓋部の脳溝の狭小化。
脳脊髄液排除試験
(タップテスト)
腰椎穿刺より脳脊髄液を30mlほど抜く。
19ゲージ以上の太いほうが症状改善に良い。
1週間以内に歩行障害が改善するかをみる。
〈3mUP&GOテスト〉
肘掛けのある椅子から立ち上がって3mの距離を往復して着座するまでの時間を評価。
10%以上短縮で改善ありとする。
改善があれば
「脳脊髄液シャント術」を行う。
その後、3カ月評価で
歩行障害、認知機能障害、排尿障害の順で改善。
ただし、
症状が健常者レベルまでの改善は少ない。
( ̄▽ ̄)
とりあえず、
治る可能性がある認知症と思って良さそうです。
コレも早期発見、早期治療が基本ですね。