血管性認知症①
認知症はだいたい3つに分けられます。
血管性、変性性、二次性。
1980年代は血管性。
2000年代から変性性(アルツハイマー型)
が多いとされてました。
が、、、。
実は重なってる(オーバーラップ)ことがわかり、
2015年以降、アルツハイマー型もオーバーラップも増加傾向です。
二次性というのは、ほかの病気があってそれによって発生しているということですね。
現状
認知症専門外来の病型頻度(2015年)は、
62% アルツハイマー型
12% 軽度認知障害
9% 血管性
3% パーキンソン病
3% レビー小体型
3% 前頭側頭型
このうち、65〜70歳の前期高齢者では、
51% アルツハイマー型
13% 軽度認知障害
9% 血管性
さらに、65歳以下では、
30% アルツハイマー型
16% 軽度認知障害
16% 血管性
この世代は
「 脳卒中 」になりやすく、
その影響があります。
しかし、
後期高齢者に多い
アルツハイマー型においても、
パーキンソン病患者と
脳MRIの深部白質病変を比較すると、
アルツハイマー型で90%
パーキンソン病で80%
に深部白質病変が認められた。
アルツハイマー型では、
深部白質病変の進行とともに認知機能が低下します。
すなわち、大脳皮質の血管性病変に影響されやすいということ。
合併しやすいってことですかね?
( ̄▽ ̄;)