◉ 認知症ケアの倫理と権利
認知症で判断能力が低下します。
それにつけ込む悪いやからがいます。
o(`ω´ )o
許せませんよね!
自己決定能力
= 自分のことを自分で決める
自己実現
= 主体的に生きる
など、これらが
無視されてしまいます。
侵害されてしまいます。
とくに
金銭の管理や財産の管理は重要
です。
例えば、
ウチの母については
私が日常の金銭管理、
嫁さんが銀行の管理をしています。
認知症の人たちはそういう支援が必要です。
「 当たり前の生活が当たり前にできる。」
そういう支援です。
ペコロスの母の忘れもの
内容紹介
『ペコロスの母に会いに行く』
『ペコロスの母の玉手箱』
『ペコロスの母の贈り物』に続く、
第4弾となるエッセイ漫画。
ほのぼのした画風で、
亡くなった母のつぶやきが切なく心に響くハートウォームストーリー。
【目次】
●1章 時間の風に運ばれ
●2章 窓つながり
●3章 ミチシルベ
●4章 母ちゃんの唄
●5章 妄想の中へ
【コラム】
●死ねば良かとに
●扉を叩くオバアサン
●白髪の妻の又小さくなりぬ
●母ちゃんは兄ちゃんばひいきする
●うっかりはげ
◯ 認知症ケアの倫理
⑴ 二重の困難
自立の障害
= 自分のことが自分でできなくなる。
自律の障害
= 自分のことが自分で決めることができなくなる。
周りが思うよりはるかに
自分の不安や焦燥を抱えています。
さらに死ぬ間際には、
延命治療など命の倫理
が起こります。
認知症の人は、
それぞれの障害について
自分自身の意識のズレと
周りの意識のズレに
二重の困難を抱えます。
⑵ ケアの倫理
では、
認知症の人のそういう問題は
どうケアすれば良いのか?
まず、
認知症の人に対して
偏見・蔑視をなくすことや、他職種連携で
さまざまな角度から考える姿勢が必要です。
実際の現場では、
倫理的価値判断が必要であり、ジレンマもあります。
① 「 事実認識 」◯◯である。は必ずしも◯◯であるべき。という倫理的価値判断にはならない。
② より良い倫理的価値判断には正しい事実認識が必要。
③ 良い倫理的価値判断は必ずしも一つではない。
本人、家族、医療ケア専門家、
それぞれ価値判断が違う。
その上で互いに尊重する必要がある。
◯ 意思決定支援
認知症が進むに連れ、
本人の意思決定は難しくなります。
ケアに携わる人は、
常に「 倫理観 」を持って
速やかに行動する必要があります。
認知症 ≠ 意思決定出来ない
認知症の人の
意志確認は必要不可欠です。
認知症の人を理解すると言うことは、
記憶障害、
見当識障害、
言葉や数の障害、
外見の症状だけでなく、
本人の体験、暮らし方など
本人の世界を知ることが大切です。
きめ細かな心配り、創造力と想像力。
その人を理解することが重要です。
◯ エンドオブケア
「 高齢者の終末期の医療およびケア 」
( 日本老年医学会より )
患者個々の
死生観、価値観、
思想・信条・信仰を十分に尊重し、意識の確認が困難な場合でも、家族などからよく聴取し、話し合いを持って、患者自身の希望と患者の意向の代弁を明確に区別する必要がある。
「 事前指示書 」の導入や
自己をうまく出せない患者に対して、
「 真の希望 」
を話すことを促したり、洞察する能力が要求されます。
( ̄▽ ̄)
認知症ケアって
大変ですね?
オレオレ詐欺とか、
ただでさえ大変な認知症の人を含め、
弱いお年寄りを騙すとか、
ホントに
同じ人間としてありえないですね!
o(`ω´ )o