認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?
北川なつ 著(キタガワナツ)
「認知症のひと」でなく、そのひとをみてほしい…
みんな、いつかは年をとる。「認知症」ではなく「その人」を見てほしい…。ヒット作『ボケた家族の愛しかた』の著者!
特別養護老人ホームや認知症対応型グーループホームの介護職をしていた著者が、ブログで発表していた短編漫画を一冊にまとめました。
全21タイトル176ページ、オールカラーです。
認知症に関して、少しでも興味のある方、専門書を読む前の入門書として、ぜひご覧ください。
7つの危険因子があります。
糖尿病
高血圧( 中年期 )
肥満( 中年期 )
喫煙
うつ病
低い教育
運動不足
今回は
うつ病について
まず、うつ病は
コモンディジーズであることです。
なになに?
コモンディジーズって?
コモンディジーズとは、日常的に高頻度で遭遇する疾患、有病率の高い疾患のことをいいます。
具体的には、かぜ症状、腹痛、発熱、下痢、アレルギー症状など。
要するに誰もがかかる病気
ってことです。
えー!?
( ̄▽ ̄)
ですよねー?
中年期でうつ病を発症するひとは、
認知症リスクが2倍になります。
高齢期でのうつ病は、認知症なのかうつ病なのか複雑です。
病態としては、
血管障害、
副腎皮質ホルモンと海馬萎縮、
アミロイドβ蛋白増加、
炎症、
神経成長因子の減少など、、、。
うーむ。
よくわからない。
( ̄ー ̄)
そうなんです。
結局、
うつ病なのか、
認知症なのかは
調べて見ないと区別がつかないみたいです。
まあ、
若い人はうつ病ってことになりますが、
「 どこから若い人? 」
ってなると
若年性認知症なんてものもあります。
ある診療施設の比較表です。
ここでは
「 うつ病 」を捉えてますが、
もっとややこしいのが、
「 躁うつ病(双極性障害) 」
ってもの。
落ち込みだけでなく急に明るくなったりします。
こうなると、普通にはわかりません。
双極性障害の検査方法は、
現在のところ確立されていません(2018年4月時点)。
診断基準は、アメリカ精神医学会の
「DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引き」で以下のように定められています。
双極Ⅰ型障害:1回以上の躁病エピソードがあるもの
双極Ⅱ型障害:少なくとも1回の抑うつエピソードと少なくとも1回以上の軽躁エピソードがあるもの
ある診療施設のお話。
食欲がない・
眠れない ・
集中力がない ・
疲労感を常に感じる
といったものがあり、これらの症状が
2週間以上続くようであればうつ病と診断される場合があります。
今までブログした内容は、
糖尿病にしても、
高血圧( 中年期 )にしても、
肥満( 中年期 )にしても、
喫煙にしても、
ある程度
「 自己管理 」、
「 自己責任 」、
がテーマになってます。
ただ、
「 うつ病 」だけは
それだけでは難しいみたいです。
かかる医療施設を含めて周りの環境が、大きく影響します。