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認知症各論③-c 検査はあくまで検査!診断は医師の問診が基本デス!

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レビー小体型認知症③

 

レビー小体型認知症は、アルツハイマー型、血管性に次いで多い認知症です。

 

 

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経過

 

いろいろ症状を見てたぶん

「 アレ?」と思われたかもしれませんが、

この「 レビー小体型認知症 」って

下手すると単に

「 なんか抜けてる人 」とか、

「 よく転ぶ人 」とか、

診断としては

「 うつ病?」とか

認知症だとは気づかれないことが多いです。

 

はじめから

「 レビー小体型認知症 」と診断されたのは、

20%程度だそうです。

 

「 幻覚 」やら「 妄想 」の症状だと、

統合失調症や妄想症の診断になります。

 

レビー小体型認知症は

認知障害や身体機能低下はゆっくりです。

アルツハイマー型と同程度ですが、

パーキンソニズムにより

歩行、嚥下などの障害から

最終的に「 寝たきり 」になります。

 

 

 

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検査と診断

 

1995年の診断基準では、

変動する認知障害

パーキンソニズム

幻視

このうち2つが見られれば

「レビー小体型認知症」

と診断されます。

1つの場合。

レム期睡眠行動異常症

抗精神病薬への過敏反応

SPECTやPETによる大脳基底核の

DATの取り込み低下

※(ドパミントランスポーター)

のうち1つを満たすと

「レビー小体型認知症」

と診断されます。

 

でもこれだと

抗精神病薬治療を受けている

ことが前提ですよね?

 

で、

2017年の診断基準では、

 

変動する認知障害

パーキンソニズム

幻視

レム期睡眠行動異常症

 

このうち2つが見られれば

「レビー小体型認知症」

と診断されます。

 

1つの場合、

SPECTやPETによる大脳基底核のDATの取り込み低下

MIBG心筋シンチグラフィで心筋の取り込み低下

睡眠ポリグラフ検査で筋緊張低下のないレム睡眠の確認

 

のうち1つを満たすと

「レビー小体型認知症」

と診断されます。

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なんか、

わかりにくいですな。

 

( ̄^ ̄)

 

◯睡眠ポリグラフ検査

睡眠中の

脳波

眼球運動

筋肉の緊張

呼吸

心電図などを同時記録する。

 

通常レム期には「急速眼球運動」がみられ、

筋肉の緊張は低下。

レビー小体型認知症では緊張低下がない。

 

レビー小体型認知症は

CTやMRIではあまり特徴的ではない。

 

脳SPECTでは

後頭葉領域で血流低下があります。

 

問診

 

検査はあくまで検査

診断の補助です。

基本は

患者問診とその人の日常の情報

です。

 

今まで出来ていたのに出来なくなった!

などなど、

ただし「レビー小体型認知症」の

症状は早期には出にくいため、

発見は難しい。

 

 

やっぱり

検査した方が良さそうですね、、、?

 

 

( ̄∇ ̄)

 

 

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