ぼけますから、よろしくお願いします。
7つの危険因子があります。
糖尿病
高血圧( 中年期 )
肥満( 中年期 )
喫煙
うつ病
低い教育
運動不足
今回は
糖尿病について
◯ ロッテルダム研究
6,370人の糖尿病の高齢者を2年間フォロー。
126人が認知症を発症。
その89人がアルツハイマー型。
126/6370×100 = 1.97(%)
ま、少ないって言えば少ないデータですが、
健常者に比べて約2倍の発症
とのこと。
◯ 久山町研究
福岡県久山町
1,017人の住民調査。
食後2時間の血糖値が異常
が、認知症リスクになることを証明。
◉ 病態について
◯ 動脈硬化
動脈硬化って言えば、
「 なに?動脈が硬くなるの?」
うん、
そうですね。
たとえばお庭に水をまくホース。
水道なんかもそうですが、
しばらくほっとくと中が
水アカや錆び
なんかでつまることがありますよね?
そうするとホースは「 硬く 」なります。
アレです。
「 水アカや錆び 」ってのが、
たいてい
「 コレステロール 」
だったりします。
詰まったらどうなるか?
水がまけません。
草花が枯れてしまいます。
この「 草花 」が
「 脳 」や「 心臓 」だったりする。
「 脳 」や「 心臓 」が枯れたら
ヤバイですよね?
_φ( ̄ー ̄ )
動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールなどが付着して血管が狭く硬くなり、血液の流れが悪くなった状態です。糖尿病や高血圧、高脂血症、肥満、喫煙などが原因で発症します。
動脈硬化は、全身の血管に生じ、さまざまな健康障害を引き起こします。たとえば、脳への血流を担保する血管が障害を受けると脳梗塞を起こしたり、大動脈に硬化が生じると解離性大動脈瘤かいりせいだいどうみゃくりゅうといった命に関わる病気を起こしたりすることがあります。
( medical note 参照 )
◯ 細小血管障害
三大合併症として「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」があります。
糖尿病発症後10年前後の経過を経て、出現すると考えられています。
「糖尿病網膜症」
網膜(黒目から入った光が像を結ぶところ)の毛細血管に、高血糖による傷害が起こって出血や虚血(きょけつ:組織や臓器に十分な血液が流入していない状態)を生じ、進展すると眼球の形を保っている硝子体(しょうしたい)の内部に出血する場合や網膜剥離(もうまくはくり)を起こします。
要は目が見えなくなります。
「糖尿病腎症」
腎臓で血液をろ過して尿をつくるのは、腎糸球体(じんしきゅうたい)という毛細血管の塊のような組織です。この毛細血管が高血糖により網膜症と似た傷害を受け、腎機能障害が引き起こされます。
要はオシッコがでなくなります。
= 身体に不要なモノを排除できなくなります。
= 排除できないと死んでしまいます。
= 血液を浄化( 人工透析 )する必要があります。
「糖尿病神経障害」
⑴ 知覚神経障害
手足、特に足先のしびれ、冷感、痛み、感覚鈍磨などが起こります。
⑵ 運動障害
大腿部の筋萎縮、筋力低下がしばしばみられます。また、外眼筋麻痺、顔面神経麻痺なども起こります。
⑶ 自律神経障害
起立性低血圧(たちくらみ)、異常発汗(食後)、胃のもたれ、悪心・嘔吐、便秘、下痢、動悸、尿閉、勃起機能不全、無痛性心筋梗塞などが起こります。
◯ 糖毒性
血液中のブドウ糖の濃度が高くなる高血糖が続くことで生じる毒性のことです。ブドウ糖は細胞のエネルギー源となる大切な物質ですが、
タンパク質を変質させる毒性を持っています。
高血糖が続くと、さまざまな細胞のタンパク質にブドウ糖が結合して変質させ、膵臓(すいぞう)でも
インスリンを分泌する細胞の働きが低下したり
インスリンの効きが悪くなったりするなどの障害が起こります。
インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、唯一、
血糖値を下げるホルモンです。
◯ インスリン抵抗性
インスリン抵抗性とは
「インスリンの効き具合」です。
つまり膵臓からインスリンが血中に分泌されているにもかかわらず、標的臓器のインスリンに対する感受性が低下し、その作用が鈍くなっている状態です。
インスリン抵抗性があると、筋や脂肪組織の糖取り込み能が低下し、
肝臓では糖新生が抑えられなくなります。
その結果、血糖値が下がりにくくなり、血糖値を正常状態に戻すためにより多くのインスリンが必要となってしまいます。この状態が続くと膵臓の
インスリン分泌機能が低下し、血糖値が上昇するためにⅡ型糖尿病を引き起こすといわれています。
インスリン抵抗性が出てくる原因は、下記が関連していると言われてます。
遺伝
肥満
運動不足
高脂肪食
ストレス
なんか、認知症になりやすい人と似てますねー?
( ̄◇ ̄;)
◯ アミロイドβ蛋白蓄積
なんか聞いたことないカタカナが出てきましたねー。
( ̄▽ ̄;)
「アミロイドβ(ベータ)」は脳内で作られる、
たんぱく質の一種です。
なんだたんぱくか?
アミロイドβは、アルツハイマー型認知症に見られる老人斑の大部分を構成しているたんぱく質です。
健康な人の脳にも存在します。
通常は脳内のゴミとして短期間で分解され排出されます。
しかし、正常なアミロイドβよりも大きな異常なたんぱく質ができてしまうと、
排出されずに蓄積してしまいます。
認知症を発症する
20年も前から脳に溜まり
始めていると言われています。
蓄積したアミロイドβは、
脳細胞を死滅させると考えられています。
なるほど、
脳細胞が死滅するから物忘れしやすいのですね?
また、アミロイドβは血管の壁に沈着することもあり、脳出血の原因になります。