勉強もバイクも好きだ!

臨床検査と心理学とバイクとクルマのブログです

認知症各論①-a アルツハイマー病認定の最初は40代!?

アルツハイマー型認知症①

 

認知症の中でもっとも多いのが、アルツハイマー型です。

今回から各論ってことですが、

 

えー難しいよ。わかんねー。

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

 

って言うより

今までも書いてますが、

日本人の3人に1人は高齢者。

高齢者の5人に1人は認知症。

の時代になります。

というか

 

なってます。

 

 

道を歩けば

認知症に当たります。

 

すみません、

例えが悪いです。

 

( ̄▽ ̄)

 

知らないより

知っている方が得な話を

できる限りわかりやすくブログします。

 

 

www.honeyhornet600.com

www.honeyhornet600.com

www.honeyhornet600.com

 

f:id:honeyhornet:20190923152725j:image

アロイス・アルツハイマー博士

 

えー!!

そこからいくの?

 

( ̄▽ ̄;)

 

はい。

 

1906年、ドイツの精神科医。

ドイツ精神医学会にての発表

「 大脳皮質に認められた特徴ある重度な病的過程について 」

患者名:アウグステ・D( 享年56歳 )

40歳後半より、

重度の記憶障害、

もの取られ妄想、

嫉妬妄想。

 

死亡解剖にて

老人斑、

神経細胞に繊維状構造物

( タウ蛋白 )

f:id:honeyhornet:20190923154321j:image

 

老人斑とは?

神経細胞から分泌される

アミロイドβ蛋白を主成分とする細胞外病変。

アミロイドβ蛋白はネプライシンという酵素で分解されるが、アルツハイマー型認知症ではこれが活性低下することでアミロイドβ蛋白濃度が上昇。凝集したオリゴマー体が形成され、繊維化、不溶性凝集体となる。

この不溶性凝集体を老人斑という。

 

神経原線維変化とは?

アルツハイマー型認知症では、微小管関連蛋白であるタウ蛋白が異常なリン酸化を受け、微小管と結合できず重合し、不溶化し、細胞内凝集体を形成する。

 

f:id:honeyhornet:20190923155640j:image

認知症予防専門士ガイドブックより

 

なんだかよくわからないけど、

 

1906年に発表されたのに、

なんで今頃、取り沙汰されてんの?

 

そうなんです。

 

発表はされたものの

カルテが紛失され、

発見されたのが、

1990年代になってからです。

約90年、眠ってました。

 

なんか、

もったいない話です。

 

( ̄▽ ̄;)

 

その後、

認知機能の全般的悪化、

日常的に自立困難、

老人斑、

神経原線維変化

が確認された症例を

「 アルツハイマー病 」

と呼ばれるようになりました。

 

65歳未満で発症した場合を

「 早発型 」または「 若年性 」と

呼ばれることもありますが、

本質的には変わりないとのことです。

 

アルツハイマー型認知症は

その進行によって区分されます。

 

1、発症前

2、軽度認知障害

3、軽症

4、中等度

5、重度

 

1、発症前

は基本的に無症状です。

精密検査で脳脊髄液アミロイドや

アミロイドPETで陽性を示すことがあります。

 

2、軽度認知障害

MCI

= mild cognitive inpairment

記憶や計算などで認知症検査にかかります。

I-ADL(手段的日常生活動作)では自立しています。

アルツハイマー以外に血管障害や抗コリン作用薬物※の有害事象もある。

 

※抗コリン薬は、腹痛や頻尿、パーキンソン病などに投与されます。

 

この2つは

認知症ではないのですが、

予防介入には重要です。

 

要は

早期発見!早期治療!!

ですね。

 

(^_^)☆

 

 

 

www.honeyhornet600.com

www.honeyhornet600.com

www.honeyhornet600.com

www.honeyhornet600.com

www.honeyhornet600.com