アルツハイマー型認知症①
認知症の中でもっとも多いのが、アルツハイマー型です。
今回から各論ってことですが、
えー難しいよ。わかんねー。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
って言うより
今までも書いてますが、
日本人の3人に1人は高齢者。
高齢者の5人に1人は認知症。
の時代になります。
というか
なってます。
道を歩けば
認知症に当たります。
すみません、
例えが悪いです。
( ̄▽ ̄)
知らないより
知っている方が得な話を
できる限りわかりやすくブログします。
アロイス・アルツハイマー博士
えー!!
そこからいくの?
( ̄▽ ̄;)
はい。
1906年、ドイツの精神科医。
ドイツ精神医学会にての発表
「 大脳皮質に認められた特徴ある重度な病的過程について 」
患者名:アウグステ・D( 享年56歳 )
40歳後半より、
重度の記憶障害、
もの取られ妄想、
嫉妬妄想。
死亡解剖にて
老人斑、
神経細胞に繊維状構造物
( タウ蛋白 )
老人斑とは?
神経細胞から分泌される
アミロイドβ蛋白を主成分とする細胞外病変。
アミロイドβ蛋白はネプライシンという酵素で分解されるが、アルツハイマー型認知症ではこれが活性低下することでアミロイドβ蛋白濃度が上昇。凝集したオリゴマー体が形成され、繊維化、不溶性凝集体となる。
この不溶性凝集体を老人斑という。
神経原線維変化とは?
アルツハイマー型認知症では、微小管関連蛋白であるタウ蛋白が異常なリン酸化を受け、微小管と結合できず重合し、不溶化し、細胞内凝集体を形成する。
認知症予防専門士ガイドブックより
なんだかよくわからないけど、
1906年に発表されたのに、
なんで今頃、取り沙汰されてんの?
そうなんです。
発表はされたものの
カルテが紛失され、
発見されたのが、
1990年代になってからです。
約90年、眠ってました。
なんか、
もったいない話です。
( ̄▽ ̄;)
その後、
認知機能の全般的悪化、
日常的に自立困難、
老人斑、
神経原線維変化
が確認された症例を
「 アルツハイマー病 」
と呼ばれるようになりました。
65歳未満で発症した場合を
「 早発型 」または「 若年性 」と
呼ばれることもありますが、
本質的には変わりないとのことです。
アルツハイマー型認知症は
その進行によって区分されます。
1、発症前
2、軽度認知障害
3、軽症
4、中等度
5、重度
1、発症前
は基本的に無症状です。
精密検査で脳脊髄液アミロイドや
アミロイドPETで陽性を示すことがあります。
2、軽度認知障害
MCI
= mild cognitive inpairment
記憶や計算などで認知症検査にかかります。
I-ADL(手段的日常生活動作)では自立しています。
アルツハイマー以外に血管障害や抗コリン作用薬物※の有害事象もある。
※抗コリン薬は、腹痛や頻尿、パーキンソン病などに投与されます。
この2つは
認知症ではないのですが、
予防介入には重要です。
要は
早期発見!早期治療!!
ですね。
(^_^)☆