進行性核上性麻痺
progressive supranuclear palsy: PSP
認知症と診断される症例は
アルツハイマー型、
血管性、
レビー小体型、
前頭側頭型
の4つがほとんどですが、
認知症症状の病気はたくさんあります。
緑茶も認知症に良いです。
普通にごはんと一緒に飲みましょう。
、、、、。
絵はお茶の雰囲気だけ
わかってください。
( ̄▽ ̄)
◯進行性核上性麻痺とは
認知症症状とパーキンソン病様症状の疾患。
40歳以降発症で緩徐進行性。
① 上下眼球運動障害
② 姿勢不安定により易転倒。
③ 無動あるいは筋強剛
(体幹部、頸部)
人口10万人中10〜20人。
男性に多い。
◯進行性核上性麻痺の特徴
初発症状は易転倒性と歩行障害
易転倒性はパーキンソン病様症状に加えて、前頭葉の危機感の低下があり、防御反応がなく大けがをする。
歩行障害は開脚してすくみ足や突進歩行。
パーキンソン病と違うところは、
振戦がない。
パーキンソン病治療薬が効かない。
固縮が頸部や体幹部に見られる。
無動からの突然行動
(ロケットスタート)。
眼球運動障害は目立たない。
下方視制限から進行して水平視制限。
認知機能障害は前頭葉機能低下による
思考の緩徐、情動、性格の変化、遂行機能障害。
◯進行性核上性麻痺の診断
発症後、2〜3年で車椅子、4〜5年で寝たきり。
9年で死亡。
肺炎、窒息が原因となる。
画像で中脳被蓋部の萎縮。
◯進行性核上性麻痺の原因
黒質、中脳、淡蒼球、視床下核、小脳歯状核などの
神経細胞が減少し、
神経原線維変化が出現します。神経細胞内のみでなく、グリア細胞内にも異常構造が出現し、異常にリン酸化した
タウが蓄積しています。このような病変が起こってくる原因はわかっていません。
どう考えても、
パーキンソン病じゃない?
って思っても薬が効かないんじゃ
意味がない。
なぜなら
パーキンソン病とは違う病気だからです。
なんか
区別が難しいですね?
( ̄▽ ̄)