アルツハイマー型認知症⑤
認知症もいろいろあります。
それぞれの認知症により、
症状も違います。
治療
認知症の人がほかの病気と明らかに違うのは、
自分の症状や合併症を正確に訴えることが出来ないことです。
よって、 医療に携わる人は観察が必要になります。
高齢者に起こる病気に現れる症状として、
尿失禁
incontinence
動けない
immobility
不安定歩行、歩行不能
instability
奇異な言動
intellectual impairment
これらを
「 老年医学の巨人 」 = geriatric giant
と呼び、
高齢者に重大な問題が発生した
警告信号です。
薬物投与は専門医から
最小有効量を最小期間使う。
① ドネペジル
軽度〜中等度に使用。
コリンエステラーゼ阻害剤
1日1回。3mgから。
1〜2週間で5mgに。
意欲や集中力に改善。
学習や記憶に改善はない。
高度には5〜10mg
副作用は悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、頻尿。
心伝導ブロック、消化性潰瘍もあり。
↑アセチルコリンエステラーゼ阻害のしくみ
② ガランタミン
コリンエステラーゼ阻害剤
アセチルコリンによる神経伝達増強。
アセチルコリンな放出促進。
軽度〜中等度に使用。
1日2回。
8mg〜16mg。
副作用はドネペジル同様。
③ リバスチグミン
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤
ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤
軽度〜中等度に使用。
貼り薬。
1日1回。
4.5mg〜18mg。
簡便法として9mg〜18mg。
背部、上腕部、胸部の健康な皮膚に貼り付け。
副作用は皮膚の発赤とかゆみ。
悪心、嘔吐は少ない。
④ メマンチン
グルタミン酸系作動薬
中等度〜高度。
1日1回。
5mg〜20mg。
他のコリンエステラーゼ阻害剤と併用も可能。
認知機能だけでなく、BPSDにも有効。
腎機能低下患者に傾眠傾向あり。
⑤ 抗精神病薬
BPSDには保険適用なし。
「 認知症疾患治療ガイドライン 」
推奨グレードB
不安改善にリスペリドンとオランザピン
焦燥性興奮にリスペリドン、オランザピン、ケエチアピン、アリピプラゾール。
幻覚、妄想にリスペリドン、オランザピン、アリピプラゾール。
そもそも、
コリンエステラーゼ阻害剤
ってなんじゃ?
( ̄▽ ̄)
脳には
神経細胞がたくさんあります。
神経細胞が情報伝達します。
認知症ってそれが滞ってますよね?
神経伝達物質ってのの
代表が「 アセチルコリン!」
コリンエステラーゼは
それを分解します。
だからそのコリンエステラーゼを
止める=阻害すると
アセチルコリンが
復活します!
でも、
実際のコリンエステラーゼ阻害剤って、
自然由来の毒素!
神経作用物質として化学兵器!
いわゆる「 サリン!!」
殺虫剤!?
として使われて?ます。
ですので、
ちゃんと
お医者さんの話しを聞いて、
ちゃんとした容量を
使用しなければなりません。
((((;゚Д゚))))))) サリン?