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犯人は友人?=ストックホルム症候群

立てこもり犯ってのがいます。

 

立てこもりして、

人質を取って、

 

「 人質に危害を加えるつもりはないが、

要求が呑まれなければ殺す!」

 

と言ってます。

 

 

まあ、

人質取って立てこもりですから

悪いっちゃあ悪い。

 

しかし、以外に

 

その立てこもりの理由を聞くと

納得出来るものも多く、

人質になった人にしても

犯人に同情する場合もあります。

 

 

 

ずっと一緒にいると情が移ります。

 

 

あなたのお友達って、

だいたいいつも

一緒にいる人ですよね?

 

一緒にいない人って

「 お友達 」と言うより

「 知り合い」ではないでしょうか?

 

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友達を呼ぶスキルを持つ ツムツム

 

2. 意見や態度の形成

(1) 対人魅力

私たちはどのような人に好感をもったり魅力を感じたりするかということについて考えてみよう。

フィードラーら(Fiedler et al.,1952)が見出したのは、自分が好意をもっている相手に対しては、その人の実際の性格特性にかかわらず、自分と性格が似ていると判断する傾向があるということである。

フィードラーらの手続きは、次のようなものである。

同じ寮に住む大学生たちに寮の中で「仲のよい友人」「悪い友人」を挙げてもらい、それぞれについてパーソナリティ設定を求めるとともに、自分自身についても同じ質問紙で評定してもらった。

その結果,「仲の悪い友人」に対してよりも、「仲のよい友人」に対する評定のほうが、当の評定を受けた友人たちの実際のパーソナリティにかかわらず、自分自身と似た性格として評定していた。

このことを「仮定された類似性」(assumed similarity)という。

対人的魅力には、相手との接触の頻度も影響しているようである。

ザイアンス(Zajonc, 1968)は、単に接触頻度が多いだけで、その人に対する好感度が上昇するという結果を見出した。

同様の効果は、図形や目慣れない文字を呈示したときにも見られた。

これは,「単なる接触の効果」と呼ばれた。

しかしながら、これはあくまでも全体としての傾向であり、どんな人や物に対しても接触すれば接触するほど好意的になっていくというわけではない。

またザイアンスの実験では、実際に好意を形成していくプロセスを調べたというより、顔写真や図形を見る回数を変えることで接触頻度を操作した単純なものであったということにも注意しなければならない。

しかしながら、こうした接触頻度が相手への好意度を高める場合があることは、確かである。

 

これに関連して、特定の人物とずっと一緒にいることが強制された場合にも、その人に対する好意が形成されることがありうることも知られている。

 

かつてスウェーデンのストックホルムで、6日間にわたり銀行強盗に拘束されていた人質たちは、

犯人が逮捕され救出されたとき、驚くことに、自分たちを長い間恐怖に陥れていた犯人をかばい、逮捕した警察を非難するような言動をとった。

中には, その後も犯人を励まし続け、ついには犯人と結婚した被害者もいた。

このように、人質がその犯人に対して、連帯感、親近感、愛情を感じるようになることを、ストックホルム症候群という。

このために、自分が犯罪の被害にあっているという状況が当人に認識されず、救出が遅れることがある。

( 人格心理学 大山泰弘著 参照 )

 

 

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一緒にいるって

 

大事なことなんですね。