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スイッチが入る人=自動的処理

これまでの社会心理学の話の中で、

よくよくわかったことは、

 

 

人って

 

あまり考えないで行動する。

 

らしいです。

 

 

「 限定品 」やら、

「 権威あるもの 」やら、

 

よくよく考えてみると、

「 ホントにコレでよかったの?」

ってことありますよね?

 

なんか「 スイッチ 」があるらしく、

その「 スイッチ 」が、

入りやすい場合と入りにくい場合があります。

 

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当の本人にあまり

「 関係がないこと 」や

「 よく知らないこと 」で

なにか

「 決めて 」がある場合、

何も考えてない

「 スイッチ 」

が入りやすいみたいです。

 

要は、

「 タイヤがどうだ!」

とかはよくわからないけど、

「 福山雅治は好き 」

で決まり!

 

病院に行ったら、

「 スーツ 」

着ている人より

「 白衣 」

着ている人がお医者さん?

 

 

やっぱり、、、。

 

よくよく考えて

行動する必要がありそうですねー。

 

 

( ̄▽ ̄)

 

以下、社会心理学 森津太子 著 参照

 

これまでチャルディーニが検討した6つの原理に関して見てきた。

これらは私たちの想定を超えた影響力を行動に及ぼしており、

そのことにしばしば私たち自身が気づいていないことも検討された。

それでは、こうした影響力に抵抗するためにはどうしたら良いのであろうか。

 

実際に私たちは必ずしも「限定品」に飛びつくわけではないし、いつでも「権威者」の意見を受け入れているわけでもない。

この点に関しては、情報処理の二重過程モデルにおける自動的処理と統制的処理に関してチャルディーニは“カチッ”とボタンが押されるとその場に適したテープが“サー”と回り出して一連の行動が表われるという表現で自動的反応(処理)を説明する。

こうした自動的反応は好意や権威の対象、また対象の希少性という単純な手がかりによって引き起こされる。

対照的に統制的な処理とは、情報を注意深く分析しようとする動機づけと能力(認知的容量)がある場合に働きやすく、この場合には“カチッ·サー"は起こりにくい。

この2つの処理方略の働きについて、大学生を対象とした実験が行われた。

実験参加者にはまず卒業試験導入の説得メッセージを聞かせて、

その際、半数の学生には試験の導入時期が翌年と告げ(関与高条件)、

残り半数には10年以内と告げた(関与低条件)。

 

メッセージについても半数の学生には

高等教育専門委員会のレポートであると告げ(権威高条件)、

残り半数には地方高校のレポートと告げた(権威低条件)。

試験導入に関する態度を調べたところ、翌年の導入を提案された学生ではメッセージの書き手によって態度の違いは見られなかった。

他方、10年以内の試験導入を提案された学生のうち権威高条件は権威低条件よりも優成の態度を示した

(Petty, Cacioppo, & Goldman,1981)。

メッセージについてよく考える動機づけが高い場合には、権威という単純な手がかりの影響は見られないが、低い場合には“カチッ·サー”と権威に反応してしまったのである。

この研究からわかることは、もし影響力を受けそうな手がかりに接したときには、それが大切な決めごとであり、考える時間もあるのなら、

 

手がかり以外の要因も考慮しながらどういった行動を取るべきかよく考えてみる

 

ということである。

ただし、このことは自動的反応のすべてが悪いということを意味するわけではない。

 

私たちは何かに対して簡便な反応をすることで,もっと重要な他のことに注意を向けることができるし、非意識的な判断過程が適応的な場合もある。

 

 

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