日本は
世界大戦中、
「 日本は神國だから負けない!」
として、
ホントはどうしようもなく負けてるのに、
「 負けるはずが無い!」
「 勝ってる!勝ってる!!」
と
泥沼化して行ったことがあります。
また、
オウム心理教にあるような
「 集団 」の場合、
信者がどんどん増えていくと
リーダーは
どんどんエスカレートし、
より危険な方向へ向かいます。
「 集団 」は
時として「 危険な 」方向へ
向かう傾向があります。
コレが
「 リスキーシフト 」
です。
また、
今の国会でありがちなのですが、
保守派の一党支配の場合、
革新的な意見が通りにくくなります。
みんな、
今の状況になんの不満も無ければ、
平穏に過ごしたいと思いますよね?
コレが
「 コーシャスシフト 」
です。
小中学校の
「 いじめ 」で、
最初は一人のなんでもないことから、
「 集団 」になると
どんどんエスカレートし、
相手を「 自殺 」にまで追い込んで行きます。
リスキーシフトやコーシャスシフトが起こると、結束を高めるため、
集団は「 生贄 」を必要とします。
コレが、
「 スケープゴート 」化です。
オウム心理教の
「 ポア 」ってこのことでしょうか?
(4) 集団極性化
ストーナー(Stoner, 1961)は、
たとえ穏健な考えをもつ人々が集まっても集団討議による意志決定は、一人での意志決定に比べて冒険的な性格を帯び、場合によってはまったく不合理で間違いとしかいいようのないような判断を下してしまうことがあることを、実験的に示した。
この現象は、リスキーシフトと呼ばれている。
この要因としては、複数の話し合いなので責任分散が生じることや、リーダーシップを取る人からはリスキーな意見が出やすいことなどが挙げられている。
1962年のキューバ危機のときのケネディ大統領が海上封鎖などの強硬手段を用い、危うく核戦争に至りかねない事態となったことが、その一例である。
これとは反対に、集団の決定が極端に保守的で安全指向的となることも知られている。
これは、コーシャスシフトと呼ばれている。
たとえば、官僚制においてその決断が、保守的で保身的となるような場合である。
このように集団的判断においては、個人の当初の判断や行動,態度、感情などが集団内でのやりとりを通して極端化し、リスキーな方向あるいは保守的な方向のいずれかに傾きがちである。
このような現象は集団極性化と呼ばれている。
( 人格心理学 大山泰弘著 参照 )
「 みんなでやれば怖くない!!」
いやいや、
逆に怖いでしょ????