前頭側頭型認知症②
人格が変わります。
行動が異常です。
(￣▽￣)
「あの人、歳と共にガンコになったねー？」
「昔はあんな人じゃなかったのに！！」
なんて人、周りにいませんか？
コレかもしれません！
バナナが認知症に良い？
そんなバナナ！？
、、、(￣▽￣)失礼。
今のところ実証データはありません。
適度な栄養補給って点では、
あながち間違いではないです。
◯前頭側頭型認知証の疫学
疫学調査で日本人は、
65歳以上の場合。
前頭側頭型認知証の割合は認知症の
3.3%
45〜64歳の場合。
前頭側頭型認知証の割合は認知症の
3.7%
10万人に3.7人。
オランダでは4.0人。
イギリスでは15.1人。
認知症外来では、
前頭側頭型認知証の割合は認知症の
2.2〜6.8%
若年性認知症だと
9.4〜11.8%
疫学調査では大した数では無さそうですが、
実質的な外来では
若い人にかなり多そうです。
あと、
あくまで外来で来た場合
ですから、本当に実質的調査をすると
もっと多いのではないでしょうか？
(￣▽￣)
前頭側頭型認知証の経過は
緩徐進行性です。
神経変性の病気のほとんどが、
神経細胞に異常蛋白の蓄積が原因です。
蛋白の蓄積はゆっくりです。
よって病気の進行もゆっくりです。
死亡まで、だいたい
7〜9年。
運動神経細胞に異常があると
約2.4年。
死んでしまうんですねー。
(￣▽￣)
◯前頭側頭型認知証の診断
この病気に限ったことではありませんが、
一番大事なことは、
他の疾患との鑑別です。
特徴は、
社会的対人行動障害
脱抑制的言動、
暴力、
盗食、
万引き、
など反社会的行動。
自己統制障害
自発性低下、
不活発、
意欲低下、
反して過活動、
落ち着きがない。
共感性低下、
無関心、
病識欠如。
支持的特徴
周遊
天候にかかわらず、毎日同じコースを同じように歩く。
アルツハイマー型と違い、迷子にはならない。
常同行動
同じ動作、同じ行為をなんども繰り返す。
特定のことにこだわる。
時刻表的生活。
身だしなみに無頓着
会話が続かない
食の異常
利用行動
物を見せると掴んで使用する。
模倣行動
ジェスチャーを模倣する。
言語症状
一方的会話。
オウム返し、保続。
なんども繰り返す。
把握反射（はあくはんしゃ）※
※手にものを触れさせると握り返す反射。
赤ちゃんなんかで、
指を手のひらに触ると、
あのちっちゃい手が握り返してきます。
可愛いですよね？
そんな動きです。
人間って歳を重ねると
赤ちゃんに戻るって
こういう事かも知れません。
(*´ー｀*)
