今回より
マフラーを中心に、
パーツメーカーを
ご紹介します。
早い話、
バイクメーカーはまだありますが、
あとは凄くマニアックになりそうなので、
どうせマニアックならこっちかなぁ?
って思い、書くことにしました。
私の知っている限りで
見たことあるメーカーですので、
ご理解下さい。
ヨシムラ
1954年
吉村秀雄(ポップ吉村)、九州福岡県にてヨシムラモータース創業。
BSA、BMWの九州総販売代理店(バルコムモータース)も創業開始。(客層は主に米軍関係)
福岡県 板付飛行場(現福岡国際空港)でドラッグレース、雁ノ巣でロードレースが始まり、ポップ吉村自ら参加。
1964年
日本で最初の本格的二輪耐久レース、鈴鹿18時間耐久ロードレースに参加・優勝。
(MFJ主催・参戦車両はホンダCB77改)
↑Bike Brosより
1965年
東京都西多摩郡福生町に移転。ヨシムラコンペティションモータースに改名。
ホンダ S600/800、N360レース用のチューニングを手掛ける。
(ヨシムラチューンのマシンが1966~1971年までのFISCOでの日本JAF-GP(4輪)でのS600/800クラス連続優勝等の結果を残す。)
1971年
ホンダCB750-ヨシムラチューンドエンジンを「Krause Honda」に供給、 デイトナ200 マイルレースに出場。
世界初試作レース用集合マフラー、オンタリオ250マイルレースにてCB750に初めて装着。
1972年
世界初の市販集合マフラー、カワサキZ1/ホンダCB用発売開始。
米国に進出、ヨシムラレーシング設立。
世界初って
凄いですねー!
集合マフラーな元祖は
ヨシムラ だったんですねー!
(*゚▽゚*)
1973年
カワサキ Z1で3月のデイトナに於いて、FIM公認のクローズドコース世界記録等多数を樹立。
1976年
スズキとのレースマシン(初の大型4ストロークマシンGS750)開発協力に合意。
(翌1977年のAMA ナショナルシリーズ ラグナ・セカ大会で初優勝。)
1978年
第1回 鈴鹿8時間耐久ロードレースに、スズキ GS1000で優勝。
ウェス・クーリーのご紹介でも
お話しさせていただきましたが、
鈴鹿8時間耐久レースの
初代優勝は
ヨシムラ だったんです。
1980年
神奈川県愛甲郡愛川町に移転。初代サイクロン発売開始。
鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝。
1982年
世界初、二輪レース用チタンマフラー開発。
1985年
油冷スズキGSX-R750が発売開始、同時にヨシムラからレーシングキットパーツが発売開始。
全日本ロードレースF-1選手権でシリーズチャンピオン獲得。以後3年連続シリーズチャンピオン獲得。
1986年
サイクロン方式に加え性能向上させた「DUPLEXサイクロン」を発明。
ヨシムラって言ったら
「サイクロン」ですねー。
見た目も
音も
最高なマフラーでした。
(^◇^)
1989年
全日本ロードレースF-1、F-3選手権で両クラスシリーズチャンピオン獲得。
吉村秀雄、会長に就任。
吉村不二雄、代表取締役社長に就任。
1992年
吉村不二雄、MJNキャブレター発明、全世界に向け発売開始。
市販用サイクロンマフラーにもチタン、カーボンの高級素材採用。
1995年
吉村秀雄会長、逝去。
1996年
ケーターハムスーパー7用手曲チタンサイクロンを発売開始。
1999年
ストリート用Tri-Ovalサイクロン市販開始。
最高級モデル・チタンTri-Ovalサイクロンへ「転倒修理補償」開始。
全日本Xフォーミュラクラスに「隼X-1R」で参戦。
鈴鹿8耐Xフォーミュラクラスで優勝。(総合16位)
2000年
吉村秀雄(ポップ吉村)AMA殿堂入り(本田宗一郎氏と共に日本人初)
全日本 Xフォーミュラクラスに「隼X-1R」で参戦。
鈴鹿8耐Xフォーミュラクラスで優勝。(総合6位)
コンプリートマシンヨシムラ「隼X-1」を100台限定で販売。
この赤と黒!
ヨシムラ カラーは
コレでしょう!
2001年
全日本 Xフォーミュラクラスに「TORNADO S-1R」で参戦。
コンプリートマシン「刀1135R」を限定5台で販売。
マボロシのカタナ!
1135R!!
誰もが憧れのバイクでした。
2002年
全日本 プロトタイプクラスに「TORNADO S-1R」で参戦。
コンプリートマシンヨシムラ「TORNADO S-1」を50台限定で販売。
2003年
業界に先駆けて「ISO9001」を取得。
新型サイクロンTri-Coneサイクロンを市販化。
ヨシムラ初のモタードコンプリートマシン「M450R」を受注生産にて販売。
2004年
創業50周年 新社屋完成。
ヨシムラ50年の集大成である究極のコンプリートマシン「TORNADO III 零-50」を5台限定で販売。
5台限定!
800万円でした!!
希少性も、値段も凄いけど、
性能も凄くて
「乗ってツーリング!」とか
あり得ないバイクです。
スズキ RM-Zオフィシャルレースキットパーツの開発・販売開始。
欧州認定であるEECの認証マフラーを市販化。
2005年
鈴鹿300Km耐久ロードレース優勝。
2007年
全日本ロードレース選手権シリーズ JSB1000クラスシリーズチャンピオン獲得。
鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝。
2008年
全日本ロードレース選手権シリーズJSB1000クラス 全サーキットのコースレコードを樹立。
2009年
鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝。
2010年
スーパーバイク世界選手権へスポット参戦。(1戦)
2011年
レース用R-11 マフラー発表。スーパーバイク世界選手権オーストラリア大会 にて初めて装着。
スーパーバイク世界選手権へスポット参戦。(3戦)
2012年
スーパーバイク世界選手権参戦チーム「FIXI CRESCENT SUZUKI」へ「Powered by YOSHIMURA」としてエンジン、エキゾーストシステム供給。
世界耐久選手権参戦チーム「SERT」へエキゾーストシステム供給並び技術提供。(世界耐久シリーズチャンピオン獲得)
YD-MJN 24/28キャブレター販売開始。
2013年
スーパーバイク世界選手権参戦チーム「FIXI CRESCENT SUZUKI」へ「Powered by YOSHIMURA」としてエンジン、エキゾーストシステム供給。
世界耐久選手権参戦チーム「SERT」へエキゾーストシステム供給並び技術提供。(世界耐久シリーズチャンピオン獲得)
HEPTA FORCE マフラー販売開始。
2014年
創業60周年。
スーパーバイク世界選手権参戦チーム「VOLTCOM CRESCENT SUZUKI」へ「Powered by YOSHIMURA」としてエンジン、エキゾーストシステム供給。
世界耐久選手権参戦チーム「SERT」へエキゾーストシステム供給並び技術提供。
ブリティッシュスーパーバイク(BSB)選手権参戦チーム「TAS RACING」へエキゾーストシステム供給並び技術提供。
全日本ロードレース選手権シリーズ JSB1000クラスへ「ヨシムラ スズキ シェルアドバンス」として参戦。
タイ王国にヨシムラアジア工場設立。
2016年
EWCシリーズ開幕、
ボルドール24時間耐久でSERTがGSX-R1000と共に圧倒的な勝利を飾る
2019年、ボルドール24時間耐久優勝【SERT】
ヴァンサン・フィリップ
エティエンヌ・マッソン
グレッグ・ブラック
2019年、JSB1000ポイントランキング
5位渡辺 一樹
ヨシムラスズキMOTUL
186P
7位加賀山 就臣
ヨシムラスズキMOTUL
ポップ吉村の意志は
今も受け継がれ、
街でも
レースでも
羨望の眼差しを受けて
走り続けています。
( ̄+ー ̄)